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(文章ベータ版)
最近、個人的に、私のところに、何か縁あって、
特許出願や、実用新案出願などのご相談について、
各々の方の判断の上の出願行動が伝わってきました。

なんと、私が、先願調査をさせて頂いた方以外は、
ことごとく、実用新案として、出願されたようなのです。

で、そのアイデアを、私のお聞きした範囲や知り得る範囲で、
簡単に、もう本当に簡単に、(ものの数分で)
特許庁のデータベースにて、検索してみますと、
ほとんど、出願が無駄になるような、
または、はっきりと、先人の権利そのもの、かというような、
先願が検索されてきます。


この御時世、弁理士さんとしても、


出願人の方と長い付き合いの上なら、調査してからでないと出願しない、とか、
後で、責められるとか、
または、弁理士さんの信用問題などになるかということもあるかと思いますが、
初めての出願のお仕事であったためか、
この出願人は、あと何件(何年)出願していくだろうか、という値踏みで、
或いは、本当に、この御時世の不景気のせいで、
とりあえず出願する、ということで・・・、
という判断をさせれいるのでしょうか。

特許であれば、出願してから、登録までに審査もされるのですが、
実用新案では、登録は、所謂その内容に関しては、無審査なので、
そのまま、登録になります。

これで、権利をとったぞ~! と思ったら、間違い。

「実用新案技術評価請求」してみると、さあ、どうでしょう。
その出願内容の先願に心当たりのある、弁理士さんは、ドキっとされるのでしょうか。

「技術評価書」が取れて、初めて、当該、一件の実用新案出願は、権利として認められたという感じです。
それでも、その権利を使用するには、周辺特許など権利を調べてみないと分からないのですが。

また、他社や、他権利者との関係から話し合いになったり、
此方の何件と先方の何件とで、何円で、バーターとか。
この話し合いが決裂すると、裁判などに入っていくかと、思います。


話は、ちょっと戻って、
「実用新案技術評価請求」してみて、先願が発見されて、
「実用新案登録の訂正」などになってくるのでしょうか。
でも、そのときには、更なる知恵をひねり出した?!アイデアが必要かと。

とにかく、簡単に、実用新案を登録になったからといって、
安心してはならないと思いますよ。
きちんと先願調査できているならば、話は別ですが。
または、その業界の先輩に聞けば、あたりまえの先願などもありますから。


「おお、これは!」、というアイデアを閃いたといっても、
同じ時期に地球上には、同じことを考える人が、1000人は、いると言われますから。

これが、宇宙なら、既に過去のアイデアか・・・ これは、蛇足。

私は、スピーカーや、介護用品などなど、勉強になりました。

それにしても、スピーカーって、各社のHPやカタログなど、
または、某氏設計のスピーカー群を見れば、同様なものが見て取れるはずですが、
どうして、弁理士さんは、出願したのでしょう。
まさか、数件の出願なので、お付き合いは、数年と見たのか。
まさかのまさか、目先の収入に走ったのか。んな馬鹿な。

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